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皆さんこんにちは
株式会社窪田畜産の更新担当の中西です
飼料は“質×粒度×順序”で効く。 同じ原料でも、粒度(物理長)と混合順が違えば、反芻・pH安定・採食速度は大きく変わります。ここでは配合の考え方とTMRの作り方SOPを現場値でまとめます。
1)粗飼料(繊維)のコア設計🌿
• peNDF(物理的有効NDF):19mm以上の粒を15〜20%確保(PSPSで測定)。
• NDF/ADF:育成期NDF30〜35%、仕上げ25〜30%を目安。ADF上がりすぎは摂取性↓。
• WCS/乾草/サイレージの“複数ソース”で嗜好性と安定性を両立。
2)濃厚飼料(でん粉・副産物)🌽
• でん粉ソースはトウモロコシ中心+小麦/大麦を少量ブレンドで発酵速度を緩和。
• 副産物(糟糠・ビートパルプ・酒粕など)はタンパク・繊維・乳酸の補正に有効。塩分・水分に注意。
3)ミネラル・ビタミン🧪
• Ca:P = 2:1を基本に、仕上げ期は尿石症対策を意識。
• NaHCO₃(重曹)やMgOでルーメンpHバッファ。
• 微量元素(Zn, Cu, Se, Co, Mn)とビタミンA/D/Eは過不足の波を作らない。
4)TMRの“混ぜ順”SOP🥣
1. 空のミキサーを点検(ナイフ摩耗・回転)。
2. 粗飼料(ロング)→粗飼料(ショート)→副産物→濃厚→液体の順で投入。
3. 混合時間:過混合は粒度短縮→反芻低下。標準3〜5分。
4. 抜取りサンプルで粒度・均一性を毎ロット確認。
5. 飼槽への敷き均し(偏り防止)。
5)給餌回数とタイミング⏰
• 1日2回以上で残飼の酸敗を防止。夏季は夕方厚め。
• “波”ではなく“線”の食欲を狙う(同じ時間・同じ顔つき)。
6)“異常の芽”の見つけ方🔍
• 突然の残飼増は粒度/バンカー臭/発熱を疑う。
• 糞に長い繊維・未消化穀粒→粒度 or 加工度の過不足。
• 反芻の同調性(群で一斉に反芻しているか)。
まとめ:TMRはレシピだけでなく“工程管理”が品質。粒度・混合・タイミングの3点を守れば、日内の胃の波は穏やかに保てます。🧘♀️
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